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独断と偏見によるCDレビュー (主に本日のBGM)
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2004年作品。
珍しく日本盤。
インタビューが長いと聞いたので、訳がないと辛いだろうと思って。

中身自体は、1970年のワイト島の完全版と、2003年時のメンバー及び関係者インタビュー。

1970年だと、時期としては、ビッチェズブリューとライヴイヴィルの間?
しかし、マクラフリンは不参加。
ショーターも居ない。
ギターレスだが、、チックコリアのリングモジュレーターが掛かったローズが、時折ギターの様な役割をしている。

マイルスの映像は、音源だけでは解らなかった事が色々解って面白い。
吹いていない時に何をしているのか、どこに居るのか。
合図の出し方、出すタイミング。
なるほどなるほど。

ライヴ自体は40分弱だが、本編、ボーナストラック(アウトテイクインタビュー)を合わせると、約120分。
水増しと言われればそれまでだが、新旧織り交ぜて重要人物のインタビューは面白く観れた。
残念なのは、マクラフリンのインタビューが入ってれば良かったのだが。

インタビューを見ると、いかにジャズ業界が、40年も前から腐っていたかと言うのが良く解る。

マーカスミラーは。ボーナストラックにしか登場しないが、マーカスの言っている事が一番共感できた。
マーカスはあんまり好きではないが。

インタビューに答えている面々は、今やもう大御所ばかりだが、結局の所、マイルスの本当の意味での遺志を継いだ者が居ないと言うのも、寂しい話だなぁ。
実験的な物や、革新的な物は。金にならない、と言うのが大きな理由だとは思うが。

しかし、皆、マイルスの物まねが上手いのには笑った。

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2010年作品。

メセニーがまた変な事やってるって言うんで購入。
ジャズライフのインタビューじゃ全く解らないので、とにかく音を聴いてみようと。

勿論、シンクラヴィアだって有ったし、コンセプト自体は驚く事ではない。
ただ、大量に積み上げられた楽器の山を写真で見ると、なんじゃこりゃって感じにはなる。


いやぁ、久々にびっくりしたって言うか、感動した。
もっとチープなモノを想像していたのだが、とんでもない。
これが、PCやらシーケンサで同期しているだけならあんまり驚いたりはしないのだが、メセニー自身がコントロールしているって所が凄い。
多分、メセニーの言う所の「ソレノイド」と言うのがコンピューターの役目を果たしているのだろうが、ブックレットの説明読んでも、ようつべの解説動画見てもさっぱり。
まぁ、そんなに簡単に企業秘密をネタバレしてはくれないだろうが。
演奏自体は、生よりも生っぽいと言うか。
知らないで聴いたら、全く解らないと思う。

一人PMGだとか揶揄されているが、本人にとってはそんな生易しい事ではないだろう。
これは一種の、ミュージシャンの夢、すべての楽器が本人、共演者全てが本人。
レコーディング等でしか出来なかった事が、リアルタイムの演奏で出来ると。

金掛かってんなぁ。w

ツアーで来るそうで。
チケット取れるかなぁ…

2004年作品。
ライヴ自体は2001年。

まぁ、実を言うと、買ったまま観て無かった「Visual Sound Theories」と言う、オーケストラと共演しているやつを先に観た。
これはこれでザッパを彷彿とさせて中々面白かった。
だが、オーケストラと共演という事で、動きが制限されてしまっていて、それはもうしょうがないのだが、動いているヴァイを観るにはちょっと物足りない。
(代わりに、オーケストラ(特にパーカッション)は、観ていてとても面白い。)

そんな事で、こっちの方が観たくなったので、続けて観てしまった。
ベースはビリーシーン、ギター&キーボードにトニーマカパインと言う、超豪華なメンバー。
サイドギターにもう一人、ヴァイの生徒(だと思う)の兄ちゃんがいてトリプルギターなのだが、マカパインにギター専任ではなくKEYも弾かせてしまう辺りが、豪華って言うか、もったいないって言うか。
マカパインにギターだけ弾かせて、本職の鍵盤入れても良かったんじゃないか?と、思ってしまう。

選曲も「Shy boy(D.L.R.Band Version)」有り、ジミヘンのカヴァー有り、と、ベスト的な内容。
2時間20分も有るのだが、あっという間。

当たり前だが、この人やっぱり上手いの。
ヴァイを観てると、モチベーション上がります。

80年代後半に、数多居た速弾きギタリストが、あっという間に居なくなったのに、この人が残っている理由が、上手い上にエンターテイメント性に優れていたからだと思う。
アルカトラスにイングウェイの後釜で出て来た時には、パッとしない感じだったのに、「Passion and Warfare」の時には、完全なギターヒーローだった。
まぁ、散々言われたんでしょうがね、ファッションについては。w
この辺の変わり身の速さは、某超絶演劇バンドに居たお陰でしょうか。

バックにマカパインが居ると言うのが、当時を知っていると、明暗はっきりし過ぎて、ちょっぴり切ないですかね。


1997年作品。

ビルラズウェルという人も、これまた多作な人で、全容を掴むのは中々容易ではない。
一応、新譜、中古問わず、見かけたら買う様にはしているが、未だ先は見えない。
別にコンプしようとか言う気は無いが。

個人的に、ラズウェルと言えば、Bass6にコーラスかけてグリグリと弾いているイメージが強いのだが、この人、リーダー作でそう言うアグレッシヴなベース弾いているのはあまり無いんじゃないだろか。
バンド形態で、ベーシストとしての方が好きかもしれない。

ガンジスのほとりで録音されたと言うこの作品も、クールなベースが聞ける程度。
このベースも弾いてるのかサンプルなのかも、ちょっと解らない。
詳しいクレジットが無いので、何を担当したのかは不明だが、ひょっとしたらハサミ持っていただけかもしれない。

アンビエントとポエトリーディング。
こう言ってしまうと見も蓋も無いが、簡単に言うとそれ以上でも以下でも無い。

後期マテリアルの様な、メロらしき物も殆ど無いのだが、これが結構良い。
延々とリピートして聞いてられる。

盤が安定して流通してないのが残念。
ラストイグジットとかも、殆ど入手困難だもんなぁ。

2005年作品。

6枚組みBOX。
勿論、2005年発売だが、演奏自体は1970年12月。
LIVE EVIL完全版、と言っても良いのかな。

発売時には、値段が高くって躊躇していたのだが、最近欲しくなって、調べたらUS盤が日本盤の半額位になっていたので購入。
ここ10年位、マイルスは、BOXだとか、コンプリート版だとか乱発されていて、ちょっと付いていけない感じだった。

完全にマクラフリン目当てなので、5枚目と6枚目から聴いた。
ブックレットには、レスポールデラックスを持った写真が載っている。
後は、SGらしき物を持っている写真も。(ダブルネックの様に見える)
この時期、もうマハビシュヌは動いていた筈なので、機材的には、マハビシュヌのファーストと変わらんのではないかと思う。

オチとしては、思った程マクラフリンは目立っておらず、後から聴いた1-4枚目の方がスッキリしてソリッドな印象。
成る程、だから何時もピンポイント起用なんだな、マクラフリン。
まぁ、勿論、スケジュールとかの所為も有るんだろうが、マクラフリンのソロは欲しいが、何時も居るとウザイと言う事か。
LIVE EVI自体は、あんまり良い印象が無いのだが、このBOXで凄いのは、やはり、ジャック・ディジョネットとキース・ジャレット。
個人的に、マイルスの70-75年の作品が好きな理由として、多分、ディジョネットは大きく関係していると思う。
ジャレットはもう、一歩間違えばキチ○イの様に弾きまくっている。
歪んだローズがかっこいい。
ECMでのソロとかでは聴けない演奏。

今年で没後18年経つのに、毎年何かしら盤が出てるんじゃないか?って言うくらい、マイルスは全作品の全貌が見えない。
オリジナルアルバムだって、ウチには多分半分位しか無いんじゃないかなぁ。

マイルスマニアの道は修羅の道。
いらっしゃるんでしょうね、コンプされてる方って。 

1988年作品。

初期4作品の内、これだけ持ってなかったので、最近出たリマスター盤を購入。
(曲は全部知ってたが)
プレミアが付いて、馬鹿みたいな値段になっていたので、無理に持ってなくてもいいか、と思っていた。

個人的には、このアルバムでのメンバーがベストだと思っている。
次作から、三柴と横関が抜け、本城、橘高のツインギター編成になるが、音的にはもう別バンドと言って良いと思う。

再発の扱い的にはミニアルバム?なのか何だか知らないが、他の作品より値段が安い。
大槻、内田が、技量的にやりたくても出来なかったプログレが、メンバーの交代によって完成を見た感じ。
ナゴム時代からの曲のストックも、ここらで一段落なのかな。
このアルバムだけを取れば、立派なプログレ作品。

この後、カレーの歌とかがヒットし、元々訳が解らんバンドだったのに、ますます訳が解らん様になっていく。
ナゴム時代から聴いていたと言う、私も周りの人も、このアルバムまでしか聴いていない人が多い。

初めて筋肉少女帯(デビュー前だったと思う)を冗談画報で観た時、ここまで一つも歌詞が聞き取れないバンドも珍しいなぁ、と思った記憶が。

もう20年以上も前の話。w

2009年作品。

ノイゼッツのセカンドアルバム。
去年だか来日までしたのに、これまた日本盤は出ない様なので、US盤。
どう言う訳だか、同じUS盤でもフォーマットが2種類有って、曲数と曲順が違う。
安い方買ったら、1曲少なかった。
よく解らん。

前作は、たまたまテレビで見たPVに一目惚れして買った。
ベースヴォーカルの黒人のオネェちゃんが、あまりにもカッコ良くって。

セカンドはファーストで強かった、パンク、オルタナ色が消え、モータウンと言うか、ディスコ調の曲が多くなった。
良くも悪くも曲調がアメリカナイズされた感じ。
音はブリティッシュのままだが。
これはこれで悪くない。
ニューウェーブ、ポストパンクみたいなニュアンスが無くなったのはちょっと残念。
如何わしさが減少して、良質のポップバンドになった。
さて、どっちに転ぶとしても、3枚目が勝負かな。

1999年作品。

久し振りに聴いた。

いや、何がビックリしたかって、リリースから10年も経っている事。
ウソでしょ?w
もうそんなになるんだ…

えーっと、oneのメンバーは、フリップ卿、レヴィン、ガン、ブラッフォードですね。
あっ、ブルッフォードって言わないと怒られますね。w
当時、プロジェクトシリーズはいいから、クリムゾンをやって欲しいと思っていた。
その中では、結構好きだった編成。

今更ながら、非常に素晴らしい。
嫌味も含めて。w

当時の状況を考えると、手放しでは賛美出来ないが、こう言った音楽が存在する事が幸せであると思う。

それはそうと、もうやらないんですかね、クリムゾンは。
ブリューとフリップが揉めて、40周年記念のツアーが中止になったらしいですが。

あっという間に1年半放置。w
ピンになった事ですし、またボチボチと再開します。

2009年作品。

出たばっかりのリヴィングカラーの新作を聴く。
US盤。
日本盤は何時になるか解らんので、諦めた。(多分出ないと思う)
ヴァーノン・リードは、私の5本の指に入るフェイバリットギタリスト。
最近はライヴ盤ばっかりだったが、久々のスタジオ盤。

再結成直後の前作は、あまり好みではなかった。
今回の新作はエコー感がファーストに近くなった感じで、中々良い。

シークレットトラックが入っていたのだが、その前に4分33秒の無音トラックが。

ふふっ。

素敵。

2007年作品。
コイツはちょっと手に入れるのに苦労した。
アマゾンもユニオンも取り扱ってないもんだから、困った。
Papa Bearから直接買えよって話だが、何せ英語が不自由なもんだから…
結局、唯一取り扱っていたHMVで注文。
それでも3週間待ち。

レビンは好きなベーシストの一人だが、どちらかと言うと、スティック奏者としてのレビンの方が好き。
ファーストソロ作「World Diary」は大好きで、よく聞いた。
最近のレビンは、歌物だったり、AORっぽかったりと、イマイチ好みではなかった。
しかし、これは近年稀に見る大ヒット!!!
マステロットとの相性もバッチリで素晴らしいの一言。
久々だなぁ、こう言う好みバッチリの盤に当るのって。

今年は御大も動く様なので、楽しみですな。

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プロフィール
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キシモト
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性別:
男性
自己紹介:
都内にて活動中のGuitarist。(ex.Cherno)
現在はソロにて活動中。
このブログには、ほんの少しだけ真実や有益な情報が含まれている場合が有るかも知れません。
残念ながら苦情は一切受け付けておりません。
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