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独断と偏見によるCDレビュー (主に本日のBGM)
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1980年作品。
ホールズワース関連作と言う事で買ったのだが、実質ジョン・スティーブンスのリーダー作。
LPは、1曲めと2曲めだけだったが、CD化された時に、3,4局目が足されたが、ホールズワースは不参加。
時代的には、UK、One Of A Kindと来た後、丁度、契約が出来ずに、浮いていた時代のセッション。

1,2曲目は、完全インプロだと思われる。
曲の展開としては、ゴードン・ベックが主導権を握り、曲を引っ張っているように感じる。
ゴードン・ベックの音は、時折、左右に振られ、生ピと、ローズっぽい音色がユニゾっているのだが、この年代だとまだMIDIは無いので、エフェクト処理かなんかなんだろう。
ベースはアップライトの所為か、存在感低め。
普段でもフロントっぽい音色のホールズワースだが、今回、クリーントーンは本当にフロント使ってるっぽい。
歪ませると何時もの音色だから、時期的にブラッフォードで使ってた2ハムストラトかなぁ。
リズム隊がノリについて行けてない感じがするのだが、ワザとなのかもしれない。
まぁ、大御所らしいので。

オマケの3曲目はタイトル「Fill」通り、駆け上がりのホールトーンっぽいモチーフ一発ネタ。
これは長い割にツマラン。w
こちらの方がロックっぽいが、失敗したマイルスの様。
もう一つのオマケノ4曲目は、ピアノ主体で、前半完全に書き譜、後半、前半のモチーフでフリーって感じ。
これの別に要りません。
まぁ、オマケはオマケ。

聴く人によってはタルいかもしれないが、割りとホールズワースが頑張っているのが宜しいかと。

しかし、ホールズワース関連は廃盤多すぎ。
何とかならんのかいな。
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1981年作品(多分)のDVD、2003年(多分)。

内容的には、スパーギタートリオのディメオラの前任、ラリー・コリエルがいた頃。
クレジットには1979年のセント・ヴァレンタインデー、とある。

音質、画質、共に程度のいいブート並。
そもそも、オフィシャルなのかさえも怪しい。
画面がちらつき、ノイズが載る。

デルシア、マクラフリンは、後のスーパーギタートリオに続くのだが、コリエルはこのツアーの後、一旦抜け、ディメオラに交代。
しかし、ディメオラのスケジュールの都合か、アルバム発表後のツアーでは、再びコリエルが参加。
コリエルのここでの扱いは、明らかにサポートに近い。
この作品を見れば、コリエルよりディメオラの方が面白くなるであろう事は想像つく。
コリエルはちょっとタイプが違うような気がする。

タイトルにマハヴィシュヌの曲が使われているが、しっかり演奏もしている。
それも23分も。
尺が小一時間なので、約半分をこの曲で使っている。
熱い部分もあるが、ダレる部分も有る。
しかし、イントロが始まった瞬間、ちょっと感動したのも事実。w

デルシアはガット、マイク録り。マクラフリン、コリエルは、オヴェーションの同タイプを使用しており、ラインで出しているが、マイクも立っている。
マクラフリンは、熱くなると、マイクにガリガリと当たってしまい、演奏より、そちらのほうが気になってしまう。

まぁ、不満も多いが、このラインアップでは盤が出てないので、貴重ではあるし、割と面白かった。

しかし、古いタイプのオヴェーションって、ストラップピンが下についてるんだな。
実機で見たことない。
まぁ、オヴェーションは当時の値段で100万超とか当たり前だったから、お目にかかる機会も滅多になかったのだが。


2011年作品。
早くに出回った輸入盤を我慢し、日本盤を購入。

当初、もうちょっと早めに出る様なアナウンスがあったのに、発売が伸びた。
まぁ、クリムゾン関連の作品にはありがちなので、さほど驚きもしなかった。

一時期続いた、鬼の様なリリースラッシュも最近は落ち着き、逆に何か出ないのかよ、と思ったりして。

御大の引退が、本人の日記に書かれ、まぁ、それはそれでしょうがないかとも思うが、きっと誰もそんなモノは信用していない。
皆、何度それで騙されたか分からないから。

さて、割と楽しみに待っていたこの作品だが、聴いてみればこれまたびっくり。

キング・クリムゾン、及び、ロバート・フリップが好きな人は、この作品は聴いてはいけない。
聴く必要は無い。


これは、紛れもなく、ジャッコのソロアルバムである。


メル・コリンズは。キング・クリムゾン人脈と言うよりは、21stセンチュリー・スキッツォイド・バンド人脈と考えたほうがいい。
プログレッシヴでも、ロックでもない。
強いて云うなら、AOR。
カリスマ性のない、シルヴィアンの様。
大体が、ジャッコが噛んでいるという時点で、嫌な予感はしたんだ。

ジャッコの前作が好きな人にはいいかもしれない。
それだけ。

もう一度言っておこう。


これは、紛れもなく、ジャッコのソロアルバムである。


聴く必要は無い。

大事な事なので、二回言いました。
2011年作品。

本人による、全曲解説。

01 Music for Guitarists of the Insomnia 12:54
使用ギター / Kid's LP CUSTOM 2音半ドロップ
今回のマテリアルの中で、一番最後に録った。
この曲が、一番今のライヴを反映しているかもしれない。
意図的に尺を長めに録った。
No Overdub


02 Double Meaning 3:05
使用ギター / Sundance LP CUSTOM
2009年に、Solo用に音源を録り始めた1曲目。
ディレイトリックのワンコード。
No Overdub


03 Dance for Destruction 4:43
使用ギター / Sundance LP CUSTOM
ステージでもよくやる、アルペジエータを使った曲。
弾いているフレーズによって、ピアノのアルペジオが変化していく、インタラクティブな仕掛け。
No Overdub


04 2004 Sj 04 1:15
使用ギター / Crews TE 2H
2004年、劇団砂上の楼閣「都会の夜は 何千の傷口から 血を噴いている」の為に書いた曲。
たまたま、2004年の分だけ、マルチで残っていたので、今回のコンセプトに合う奴をピックアップ。
リミックスはしたのだが、公演に使用したのとあまり変わらなかった。
普段は使用しないコンプがキツめにかかっている。
記憶が確かなら、仮タイは「坊主帰宅」。


05 Parallel Intention 2:42
使用ギター / Sundance LP CUSTOM
これも、フレーズや拍子はその時によるが、よく使うロジック。
片方のトラックはホールド。
それに合わせて、ずらしたり、ポリにしたり。
割とあっさり目に終わらせた。
No Overdub


06 Fears of Twelve 5:58
使用ギター / Electric 12 Strings LP,Sundance LP CUSTOM
イントロからずっと鳴っているループは、12弦の変則チューニング。
このループがテーマといえばそうなる。
落ち着かない、ノンコード的なニュアンスが出ていると思う。
ダブルネックを使えば、オーバーダブ無しで出来たのだが、ギターを変えて録音した。


07 2004 Sj 01 [Another Version] 1:58
使用ギター / Crews TE 2H
これも2004年の砂上の楼閣公演から。
これは、リズムトラックを全く違うものに差し替えてある。
ミックスもバランスを変え、全く違う印象になった。
元が、フェイドアウト前提で作ったので、延々と同じフレーズが続いて終り。


08 Electricity Flows in the Frontal Lobe 7:07
使用ギター / Sundance LP CUSTOM
ミックスが一番難航した曲。
ノイズのピークが高すぎて、歪んでしまい、困ってしまった。
結局、ノイズのトラックだけキツめにリミッターをかけて、抑えつけた。


09 Swindler's Dream 1:40
使用ギター / Epiphone ES-175 Reissue,Electric 12 Strings LP,Ibanez AEG10NE(Electric Gut)
本来はチェルノの曲になる筈だった元ネタ。
元々は拍子も違い、こんなにJazzyになる予定ではなかったのだが、チェルノが解散してしまったので、
それならせっかくだからと、こんなアレンジに。
リードは175、バッキングは12弦とエレガット。


Junichi Kishimoto
All Guitars,Guitar Synthesizer,Programming

Recording data
Track 1,3,5,6 January 2011
Track 2,8,9 September 2009
Track 4,7 February 2004

---------------------------------------------------------
iTunesにてダウンロード販売中
http://itunes.apple.com/jp/album/music-for-guitarists-inosomnia/id436675266

パッケージ販売は当面ライヴ会場のみとなっております。
9曲入りCD-R

2010年作品。
珍しく、店頭で日本盤を購入。

2006「Industrial Zen」、2008「Floating Point」の流れを汲む作風。
前2作も悪くはなかったが、今作品はそれ以上に弾きまくっている。
もうすぐ70になるとはとても思えない。
ソロ名義だった2作と違って、今回バンド名義なのは、集大成的な意味合いもあるのかもしれない。
マクラフリンも当たり前の様に凄いのだが、リズム隊が超強力。
特に、今回初参加のEtienne M'bappe(読めないんだ、これがまた)が凄い。
(エティエンヌ・ムバペ だそうだ)
ソロになっちゃったあの色男なんかより、全然凄い。
このメンツで来日してくれないかなぁ。

今作品は、Five Peace Band辺りから使用しているGodinのFreeway SAを使用。(多分)
これはそんなに高価な楽器ではないのだが、特筆すべき点が幾つか。

まず、Ghost system。
これは初めから付いている。
これは、RolandのGKピックアップを使わない、GKのインターフェイス。
サドルに仕込まれたPUがGKの代わりになる。
従来あった、ピエゾシステムの音声出力を無くした感じ?
マグネットPUよりも、こちらの方が、誤動作やレイテンシーが少ないらしいが、実機を触った事がないので、なんとも。
誰か、このピエゾシステムをフロイドローズに搭載してくれたら、すぐ試すのに。
ピエゾの出力はいらないから。

そしてもう1つが、PVや、雑誌の記事でしか見てないが、マクラフリンのヤツには、ウェーブ・フレッティング・システムと言うフレットが打って有るっぽい。
このシステムと言うか、考え自体は昔から有るヤツで、元来、12平均律を真っ直ぐのフレットでチューニングするのは不可能なんだそうだ。
クラシックギターなんかに、稀に見かける、フレットがぐにゃぐにゃに曲がって打ってあるヤツが、それを解消する為のものだった訳だ。
しかし、ベンドやら、アーミングやら、そんな事よりも色々なファクターの多いエレクトリックには、あまり浸透しなかった。
最近、またサークル・フレッティングやらが流行で、ヤマハが前述のウェーブ・フレットを採用したギターをちょっと前に出してる。
ギャンバレのシグネイチャーらしいが。
生ギターなんかには効果的かもなぁ、とは思うが、エレクトリックにはどうなんだろう。
チョーキングする時なんかに、違和感とか無いのかな。

Freewayが最近安く叩き売られているので、どっかで試奏出来ないかなぁ。w
2006年作品。
2枚組み。
最近、日本盤が出たらしく、珍しく店頭で見つけて購入。

この人、所謂21st Century Schizoid BandのGuitar/Vocalの人。
21st Century Schizoid Bandには全く興味が無かったので、まともに聴いた事はないのだが、フリップ御大が参加しているとオビに書いてあったので、半分怖いもの見たさで買ってみた。
どうせまたサウンドスケイプだけ提供してんだろうと思ったら、案の定。

1枚目はNowディスクとされ、近年の作品。
2枚目はThenディスクで、往年のプログレカヴァー。

1枚目の2曲目まで聴いて、あぁ、買って失敗だった、と思わせる程の軟弱さ。
TOTOとJOURNEYを足して2で割ってマイケルボルトン風味を足した様なAOR。
(悪口では有りません)
3曲目でインスト、漸くプログレ風味。
これはまぁまぁかな。
ベケベケいってるベースが誰だろうと思ったら、なんとMark King。
おお、久し振りに名前聞いたな。
調べたら、Level42のサポートギターやってたらしい。
なるほどなるほど。

他の参加メンバーは、Mel Collins、Ian Mcdonald、Ian Wallace、Dave Stewart(ex.Stewart & Gaskin)、Hugh Hopper(ex.Soft Machine)、Gavin Harrison(Porcupine Tree)等々。
21馬鹿バンド絡みが多いか。

ボーカルは全く好みではないが、流石に21馬鹿バンドのギター弾いているだけの事はあって、フリップライクなギターも随所に。
この人年齢が知らないのだが、いくつ位なんだろう?
下手糞ではないのだが、面白みに欠けるというか、書き譜っぽいと言うか…
ガットギターを弾くと、ハケットっぽかったりもして、色んな人の良いトコ取りで、重宝されるタイプ。
そう言えば、AOR風の曲はルカサーか。

2枚目は、聴く人によってはこちらが本番!って感じなんだろうが、どうもこう言うのって苦手。
苦手って言うか、こう言うのって(21馬鹿バンドも含め)何も新しいモノは生み出さないと思うんだが。
勿論、聴く人にはそんな事関係ないのだろうが、懐古主義だけで音楽をやるって事がどれだけデッドエンドな事か。
サンプリングや、カヴァーは、過去の遺産を消費だけして、未来に何も残さない。
カヴァーされた曲をカヴァーは出来ないし、サンプリングで作った曲はサンプリングされない。
(最近の邦楽はそういう意味で完全に終わってしまっている)

同じ意味では、プログレというジャンルも、もうとっくの昔に終わってはいるのだが。
憂いてもしょうがない。


そうそう、Picture Of A India Cityは面白いです。

ジョークなら、だが。


あぁ、面白いなぁって思うアルバムには中々当たらないなぁ。
特にプログレ界隈だと。





2010年作品。
日本盤。
来日に合わせてか、輸入盤より発売が早かったから買ったのだが、US盤はDVD付が出る様だ。
同じCDをDVDのために買うのは悔しいので、アナログ12inch盤にDVDが付いてる奴を買う事にした。
まんまと思う壺。w

3作ライヴ盤が続き、いつまでライヴ盤でお茶を濁すのかと心配になっていたが、「Jeff」以来、7年ぶりのスタジオアルバム。
プロデューサーにトレバーホーンの名前があって、ちょっとびっくり。

「Who Else!」「You Had It Coming」「Jeff」と続いたハードテクノとも言えそうな路線は終了し、AORっぽい、フュージョン路線。
収録曲の半分が女性ボーカル入り、と言う所からも解る。
一番新しいライヴアルバム、ロニースコットクラブを聴いても、最近のベックはこんな感じの路線だったから、不自然ではない。
ハードな昔の曲はファンサービスで、今やりたいのはこんな感じ、と言う意図が見える。

オーケストレイションされた曲も多く、名曲「Where Were You」風の仕上がりになっている。
ハードな曲は、実質2曲目だけで、後はゆったりとした曲が殆ど。
もう何年も前から、アンコールで演奏する「Over The Rainbow」が漸く収録されたのはうれしいかも。

日本盤のボーナストラックは、一発録りっぽい。

もすぐ来日しますが、来日公演も、誰か女性ボーカルを連れてくるんだろうか。


1994年作品。
ですが…

オフィシャルの「Live in Japan」はDVD化されてないので、ブートで。
違う探し物してたら出てきた。
VHSとLDはどっかに有るはずなんだが、面倒くさいので。w
多分、Wの付く放送版。
オフィシャルと同じ、1993年10月26日中野サンプラザでのライヴ。

当時、凄く観たかったのだが、仕事が忙しく、行けなかったのを良く覚えている。

メンツは、フリップ、シルヴィアン、トレイ、マステロット、マイケル・ブルック。
5人中3人がクリムゾン。
何たって、94年にはクリムゾンが再始動しますから、ぼちぼちそんな噂もアリアリの中での来日。
93年当時は、まだメンバーも決定していなかった訳で、シルヴィアンがそのままクリムゾンのヴォーカルになるんじゃないかとか言われ、それだけは勘弁してくれと、皆で願っていた。
(実際、オファーして断られたらしいが)
94年に、最初にメンバーのアナウンスが有った時には、ドラムは「First day」時のジェリーマロッタだったのだが、土壇場でマステロットになり、おまけにブラッフォードまで付いてきた。
マロッタとレヴィンは2人ともピーガブのお抱えだから、ソコんとこがネックだったのかも。

フリップは、おそらく東海製のLPモデル(黒のスタンダード)にGKとサスティナー付き。
「First day」裏ジャケの奴。
フロントPUがカヴァードなのだが、多分サスティナーは付いていると思う。
VGはまだ出てない筈なので、ギターの音は普通に出していると思う。
95年、クリムゾンでの来日時には、チェリーサンバーストのLPになり、この時使用した黒スタンダードは使用されていない。
70年代、頑なに黒のLPカスタム派(2PUも3PUも)だったフリップが、90年代以降のLPは全てスタンダードと言うのは、何か訳でも有るんだろうか?
70年代の機材は、全て売ってしまったと言う事らしいので、80年代のGoは、単純にギターシンセがそれでしか使えなかったと言う事なんだろうが、やはり、黒のカスタムだとどうしても70年代のイメージが付きまとってしまうからだろうか。

トレイはまだWarr Guitarでは無く、スティックのみ。
95年のクリムゾンでの来日時はスティックとWarrの併用だった筈だから、これも過渡期と言う事か。

これのCD版、「Damage」は良く聴いた。
映像版には、CDには入っていない、エクスポージャーが収録されているのがミソなのだが…
ピーガブ版も有りますが、CDに入らなかった理由も解らないではない出来。

眠気を誘うと、もっぱらの評判のシルヴィアンだが、確かに眠気を誘う声では有るが、どこか心地よさがあるから眠気を誘うんだろう。
92年時のトリオ来日時は、会場で寝ちゃう人が続出したらしいから、リズムがある93年はまだマシな方なんだろう。
シルヴィアンが嫌いな知人は、アイツの歌はタルい、と言っていました。

さて、フリップもシルヴィアンも、このユニットは継続されると言う様な事を言っているが(まぁ、信じている訳ではないが)やるんならぼちぼちやって頂きたいと思うのだが。
クリムゾンは揉めたままだし、他の事をやる様な気配もなし。
御大ももいい加減年だし、ツアーとかしんどいのだろうか。
トーヤのPVに出てたのは去年の終わり位か。
手パクだが、フリップ御大が立って演奏していると言うので話題になりました。
トーヤと言えば、サンディーオールオーバーザワールドって言うのも有りましたねぇ。
割と好きだったんですが。
そう言えば、アレも継続的なユニットだとか言ってたなぁ…w

クリムゾン歴代メンバーの訃報もぼちぼちある事だし、早く何かしないと…


2010年作品。
US盤。
未発表作品集だが、既発曲の別テイクも多い。

一緒にリマスターされた作品も一緒に購入。
「Are You Experienced」
「Axis: Bold As Love」
「Electric Ladyland」
「First Rays of the New Rising Sun」
以上も全てUS盤。

ボーナスDVDもちょっと期待したのだが、無くても良いレベルのおまけ的な内容。
ジミ自体の演奏ではなく、レコーディング時の裏話なんぞを延々と…的な。

さて、「Valleys of Neptune」のお話。
時期的にはBand Of Gypsysの直前。
Experienceでの演奏が半分以上。
その辺詳しくないのでアレだが、何でレコーディングしたのか解らない既発曲も多い。
ただ単に回していただけなのかも知れないが、オヴァーダヴされていたりもしていて。
途中フェイドアウトの曲も多いので、リハーサルテイクなんだか。
ただ、それが逆に生っぽさ満点と言うか、ワウのスイッチングノイズとか、シールドの接点不良ノイズとか、結構平気で入っている。
本人はスタジオテイクはいじり倒す人だったんで、こう言う感じのスタジオテイクの方が、今は良いんじゃないかなぁ。
私自身はストラト使わない(使えない)人なんですが、ジミヘン聴くと、ストラト良いなぁと思ってしまう。

他4作の話。
リマスター的には、かなり良い部類ではないでしょうか。
Electric Ladylandのジャケがオリジナルしかないのは、個人的にちょっと残念ですが、ジミ本人が気に入ってなかったと言う話も有るようなので、まぁ、しょうがないのかなと。

何も考えないで、発売の早さと、値段でUS盤を買いましたが、Are You Experiencedの曲順がオリジナルではなく、US仕様だった。
曲順とか確認しないで回したら、いきなりPurple Hazeから始まったのでちょっとびっくりした。
違和感が…w
おまけに、ボーナストラックだけ音量が違うんですけど、盤起こしなんでしょうか?

Band Of Gypsysだけリマスターされなかったのは、やっぱり権利関係のアレなんすかね。

ジミヘンも(没後関係まで考えると)、コンプしようとすると修羅の道なんでしょうね。
かたくなに生前の発表アルバムしか認めない方もいますが、モンタレー、ワイト島、ウッドストック、なんかのライヴ盤はレギュラーで出して欲しいなと思いますが。
この辺の廃盤多すぎ。
 


2006年作品。

映画だが、ライヴ。
演出は有るが、ドキュメント。

凄い。
これは観た方がいい。
いや、観るべき。
もう、その一言に尽きる。

もう、1曲目の「不滅の男」でノックアウト。
そんでもって、「東京ワッショイ」、「夢よ叫べ」で背中にゾクゾクと感動が来た。

ソロで、無観客の武道館公演、と言うのを見て、正直どうかなと思ったのだが、大間違いだった。

どちらかと言うと、弾き語りや、レコーディングされたものよりも、エンケンバンドのライヴの方が好きなので、ソロだと間が持つのかなと、要らぬ心配をしたのだが、とんでもなかった。

1947年生まれと有るので、映像当時でも58歳。
恐るべし。

本人も言っているが、ノイズとか、フォークとか、パンクとか、そんなこたぁどうでもいいんだ。
取りあえず聴けと。

ピンでやっている人の強さと言うか、凄さ、と言うのを感じた。
同じ印象を、三上寛さんにも感じた事がある。
あの時代の、自分の名前(バンド名やユニット名じゃなく)しょってやっている人の土性骨の強さと言うのは感動する。

その昔(20年位前)、勤めていたスタジオに、あの自転車の後ろにギターのハードケース括り付けてよくリハーサルに来ていた事を思い出した。
と、思ったら、特典映像にその元勤め先が出ていた。w
まだ使っているのか。

当時、エンケンさんのリハ後に掃除に入ると、決まって、普通では考えられない様な割れ方をしたピックが沢山落ちていた。
なるほど、ああいう弾き方したら割れるわなぁ…、と、納得したりして。

Duo Jet良いなぁ…、欲しいなぁ…ww

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プロフィール
HN:
キシモト
HP:
性別:
男性
自己紹介:
都内にて活動中のGuitarist。(ex.Cherno)
現在はソロにて活動中。
このブログには、ほんの少しだけ真実や有益な情報が含まれている場合が有るかも知れません。
残念ながら苦情は一切受け付けておりません。
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