忍者ブログ
独断と偏見によるCDレビュー (主に本日のBGM)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2006年作品。
2枚組み。
最近、日本盤が出たらしく、珍しく店頭で見つけて購入。

この人、所謂21st Century Schizoid BandのGuitar/Vocalの人。
21st Century Schizoid Bandには全く興味が無かったので、まともに聴いた事はないのだが、フリップ御大が参加しているとオビに書いてあったので、半分怖いもの見たさで買ってみた。
どうせまたサウンドスケイプだけ提供してんだろうと思ったら、案の定。

1枚目はNowディスクとされ、近年の作品。
2枚目はThenディスクで、往年のプログレカヴァー。

1枚目の2曲目まで聴いて、あぁ、買って失敗だった、と思わせる程の軟弱さ。
TOTOとJOURNEYを足して2で割ってマイケルボルトン風味を足した様なAOR。
(悪口では有りません)
3曲目でインスト、漸くプログレ風味。
これはまぁまぁかな。
ベケベケいってるベースが誰だろうと思ったら、なんとMark King。
おお、久し振りに名前聞いたな。
調べたら、Level42のサポートギターやってたらしい。
なるほどなるほど。

他の参加メンバーは、Mel Collins、Ian Mcdonald、Ian Wallace、Dave Stewart(ex.Stewart & Gaskin)、Hugh Hopper(ex.Soft Machine)、Gavin Harrison(Porcupine Tree)等々。
21馬鹿バンド絡みが多いか。

ボーカルは全く好みではないが、流石に21馬鹿バンドのギター弾いているだけの事はあって、フリップライクなギターも随所に。
この人年齢が知らないのだが、いくつ位なんだろう?
下手糞ではないのだが、面白みに欠けるというか、書き譜っぽいと言うか…
ガットギターを弾くと、ハケットっぽかったりもして、色んな人の良いトコ取りで、重宝されるタイプ。
そう言えば、AOR風の曲はルカサーか。

2枚目は、聴く人によってはこちらが本番!って感じなんだろうが、どうもこう言うのって苦手。
苦手って言うか、こう言うのって(21馬鹿バンドも含め)何も新しいモノは生み出さないと思うんだが。
勿論、聴く人にはそんな事関係ないのだろうが、懐古主義だけで音楽をやるって事がどれだけデッドエンドな事か。
サンプリングや、カヴァーは、過去の遺産を消費だけして、未来に何も残さない。
カヴァーされた曲をカヴァーは出来ないし、サンプリングで作った曲はサンプリングされない。
(最近の邦楽はそういう意味で完全に終わってしまっている)

同じ意味では、プログレというジャンルも、もうとっくの昔に終わってはいるのだが。
憂いてもしょうがない。


そうそう、Picture Of A India Cityは面白いです。

ジョークなら、だが。


あぁ、面白いなぁって思うアルバムには中々当たらないなぁ。
特にプログレ界隈だと。




PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
プロフィール
HN:
キシモト
HP:
性別:
男性
自己紹介:
都内にて活動中のGuitarist。(ex.Cherno)
現在はソロにて活動中。
このブログには、ほんの少しだけ真実や有益な情報が含まれている場合が有るかも知れません。
残念ながら苦情は一切受け付けておりません。
カウンター
最新コメント
[11/11 Togueexcexy]
[10/08 znmmoxEcsorpmsr]
バーコード
ブログ内検索
最新トラックバック
アクセス解析
忍者ブログ [PR]