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2000年作品。
80年代の終わり、ほっそりとしたファンキーな黒人の兄ちゃんだったハイラムも、何時の間にやら膨れ上がり、もうそれ以上空気入れたら破裂しちゃうって、と言う日々である。w
セッションとかも含めると、全てを網羅している訳ではないが、ハイラムの作品の中では一番ハードな仕上がりなのではないか。
何たって、タイトルが「Guitar Man」だもの、オマエは山本恭司か、うじきつよしかって。w
昔のトレードマークだったサンバーストは、90年代中期からもう使用しておらず、今はエンドースメントをとっかえひっかえの様だ。
何所だったか、日本の工房がまんまアレを作って、ハイラムもそれを使用していた時期があったのを覚えている。
日本には度々来日しているが、近年はブルーノートにでしかやらない様で、非常に腹立たしい。
(死んでもブルーノートには行きたくないの)
この人のクリーントーンは、非常にNew Yorkっぽい。
コンプの掛け方とか。
ヨーロッパの人でこの音は無いだろうね。
非常に楽に聴ける1枚。
巨体になった今も、昔と変わらずギター持ったまま踊っているらしいが、もういい加減年々大きくなるのは止めた方がいいと思う。
うーん、やっぱりオレ、サンボーンって嫌いだな。w
1982年作品。
日付のクレジットは有るが、場所クレジットは大阪、東京、としか書いてない。
作中の拍手の大きさと、裏ジャケの写真から判断するに、ホールクラスの様。
ホールで出来たと言う事は、まぁ、良い時代だったのか、それとも皆騙されたのか。w
前述の裏ジャケにも全員スコアスタンドが立っているし、何より盤を聴けば解るが、完全即興とかでは無く、8割以上が書き譜だと思われる。
作曲された楽典の隙間に、インプロが挟まれているような感じ。
劇中曲か、古いディズニーのサウンドトラックの様。
良く言えばユーモア溢れる、悪く言えばふざけている演奏。
盤の途中でも笑いが起こっているが、やはりビジュアルも重要な要素であったのであろうが、その辺は今となっては何も解らない。
あんまりそう言うのは好きじゃないが、フリーの人は、そう言うのよくやるからなぁ。
ミシャを始め、ハン・ベニンク、ピーター・ブロッツマン、近藤等則、フリージャズの大家が集って、こう言う内容だとはちょっと意外。
最近のミシャは、大きい音が嫌いだそうで、なるべく抑え目の方が良いらしい。
凄くいいおじいちゃんだったと、一緒に演奏した友人が言っていた。
1曲目はカッコイイと思う。
と言うか、1曲目はインプロだよね?
1978年作品。
この時代のフュージョン作品は、どれとっても豪華メンバーだなぁ。
全7曲で、複数曲参加しているのはビリーコブハムだけ。
名だたるメンバーが1曲だけ参加ってのも凄い。
あぁ、でもサンボーンは要らねぇかな。
今となっては、何故この時期にこの様なアルバムを出したのか、理解に苦しむ。
この時期、マハビシュヌオーケストラは既に解散し、シャクティも終演だったのでは。
70年代の総括的な意味合い、と言われる事が多い様だが、そう言う意味でも?な部分が多い。
78年と言えば、パンク、ニューウェーブムーブメント真っ只中。
ハードロックも、プログレも、ジャズロックも下火。
マイルスは病気療養中、クリムゾンはとうに解散し、UKが結成。
何をやって良いのか解らなくなって、迷ってたんじゃないかなぁ、と個人的に思う。
案の定、パコとやったり、マハビシュヌ再結成させたり(これは詰まらなかった)、思いっきりジャズギターアルバム作ったり、シャクティ再結成させたり(これも詰まらんかった)して、グルッと回って、最近の作品になっている様な気がする。
ギターは、コブハムとのデュオ曲以外、殆どノンエフェクト、多分アンプ直。
ドライヴはちょっと控えめで、フレーズの所々で、板バネか、ビグズビー系のトレモロくさい音がするので、SG(もしくはSGスペシャル)とかかもしれない。
アンプは何だろう?、ブギーかなぁ。
悪くは無いが、マハビシュヌが好きな私には物足りない気がする。
2007年作品。
7月に出たばっかり。
US盤を買ったのだが、特殊ジャケット仕様だが、アーティスト名もアルバムタイトルも、果ては曲名すらもクレジット無し。
ゲストミュージシャンに、ウェンディ、リサ、シーラEの名前有り。
80年代のプリンスが好きだった私には嬉しい。
殿下、ギター弾きまくり。
バックトラックも生が多いのではないか。
目新しいと言うか、斬新さは無い。
どちらかと言うとレイドバックしている様な感触さえある。
だが、それが逆に良い。w
全体的に70年代ブラコンの香りがする。
新聞のおまけにこのアルバムを付けたとか、話題が先行したが、まぁ、そんな事はどうでも良い。
良い物には金を出すってのが、どうして偉い人には解らんのだろうか。
もうすぐ50らしいが、声が変わらないのはスゲェなぁ。
1976年作品。
いやぁ、これまた今では無理なんじゃないかって位の豪華メンバー。
表題2人に加えて、このバンド立ち上げる為に、Weather Reportを辞めちゃったアルフォン・ジョンソン(Bass)と、当時多分まだ無名だったジョン・スコフィールド(Guitar)。
アルフォン・ジョンソンがウェザーを辞めたお陰で、ジャコが有名になれたってのは、また別のお話。
表題2人は、まぁ、言うまでも無く、マイルスバンドだったり、ザッパバンドだったりする訳で。
この2人だけがフューチャーされているかと言うと、そんな事は無く、4人全員がちゃんと平等に目立っている。
ジョンスコだが、この人が一般的になったのは、マイルスバンドに入ってからだと思うのだが、私もその流れで知って聴かされた。
だから、今から20年ぐらい前だと思うのだが、当時は、凄く変なフレーズを弾く人、として認識していたと思う。
まぁ、有名ですよね、アウトするスケールとか言われてたし。
(音色があまり好きではなかったので、のめり込みはしなかった)
ところが、今聴くと、普通。
えぇ、もう、全然普通。
んー、やはりここ10年の私の聴いてきた物に問題があるのかも。w
この程度ではアウトしているとは感じなくなってしまっている。
時の流れは恐ろしい。
そして、この4人でフュージョンをやっているかと言うと、フュージョンと言うよりはファンク。
これは表題2人の特性+アルフォンのベースに因るところが大きい。
ジョンスコは合わせ打ちしている様な印象。
ジョンスコが裏打ちでカッティングしているのは、中々聞けないと思う。
全体を通して、歌が無い方がオレは好き。
デュークおじさんの弾き語りは、英語が解らんからサッパリだし。
1984年作品。
リリース当時、聴くだけ聴いて買わなかった。
でも、何故かシングルで切った「不思議」は持っている。(勿論7インチ)
興味のあるジャンルが違う方に向いていたのもあるが、何故シングル買ったのにアルバムを買わなかったのか、よく覚えていない。w
しかし、「不思議」も、シングルとアルバムのバージョンが違うのだが、いい加減RCのバージョン違いってのは、全てCD化して欲しいもんだ。
このアルバムから、Kittyから東芝EMIに移籍。
清志郎は、バーカレーベルの社長もこの頃に辞めたんだっけ?
レコード会社、レーベル、共に随分と揉めた様で、Bad Sideと題されたアルバムA面の歌詞は怒りに溢れている。
まぁ、ここでEMIに移籍した事が、後の原発事件に繋がる訳だが。
そう言えば、「不思議」も放送禁止になったってのを、今思い出した。
それでシングルだけ買ったのかな?
久し振りに聴きたくなって、CD棚を探すが、無い。
軽くパニック。
ソロ作は「はらいそ」までは全部有った筈なのに…
2、3日探したが、やはり見つからず。
しょうがない、と言うか、頭に来たので、買ってきた。w
買って来ると、その内出てくるかもしれない。
まぁ、人生なんざそんなもんだ。
比較的フォーキーな感じの内容だが、はっぴいえんどのラストから、次作「Tropical Dandy」の、急激な細野さんの嗜好の変化が埋められている。
過渡期作と言ってしまえばそれまでだが、この作品が無いと、はっぴいえんど~「Tropical Dandy」の流れは、急激過ぎて理解するのが難しいかもしれない。
歌が上手いとはちょっと言えないのだろうが、非常に味が有る。
この言い方もかなり酷いとは思うが。w
個人的には、はっぴいえんどの好きな曲は、大瀧詠一が唄っている曲よりも、細野さんが唄ってる曲の方が圧倒的に多い。
どんな曲調の曲を聴いても牧歌的に聴こえるのは、ある意味凄い事だと思う。
一言で言えばニューウェーブ以外の何物で無いのだが、85年と言えば、既にニューウェーブも下火だったと記憶している。
MTV全盛だったこの時代、既にジャンル的には厳しかったのでは。
初期以外では珍しく、基本メンバーの演奏がメインになっている。
下手糞とまでは言わないが、誰も突出したプレイヤーが居ないのも事実。
まぁ、だからブリューなんかが雇われていた訳だが。
85年じゃ、既に80’sクリムゾンも自然消滅後だが、デヴィッド・バーンの歌詞にクリムゾンの演奏が付いたら、もう怖いもの無しだったんじゃないかと、妄想してみたりする。
(「Under Heavy Manners」が有ったが、所詮アレは後付のオーバーダブ感が拭えない)
ブリューの歌詞は嫌いではないが、やはり甘ったるすぎる傾向があると思う。
この辺はアメリカ人とイギリス人との違いが大きいかも。
「Road to Nowhere」は、私の人生において、かなりのショックを受けた曲の一つ。
素晴らしすぎる。
リンドレーのファースト、所謂「化けもの」ですね。
初めてリンドレーを知ったのは、昔々(25年位前?)のプレイヤーに機材の紹介が載ってたのを見たのが最初。
変なギターばっかり持ってるなぁと言うのが正直な感想だった。
勿論、ジャクソン・ブラウンのギタリストとしては有名だったのだろうが、実はジャクソン・ブラウンはあまり好きではなく、リンドレーはその後にソロ作品の方から入った。
時は流れ、1995年頃にライ・クーダーとのジョイントライヴが、生リンドレー初体験だった。
その後もリンドレーは何回か観たが、結局その印象が一番強い。
ファミリーコンサートと題された(確かそんなタイトル)そのライヴ、ライの息子がドラム、リンドレーの娘がボーカルで一緒だった。
訳の解らんギター(だかギターじゃないんだか解らん弦楽器)を2人ともとっかえひっかえ弾いていたのを覚えている。
その訳の解らん弦楽器の音の良さと、2人の上手さにメチャメチャ感動した。
それとは別の話だが、リンドレーとハニ・ナッサー(Percussion)とで来日した時の話。
たしか、赤坂ブリッツの杮落としみたいな感じで、ホールにはパイプイスに手書きの席番号が貼られ並んでいた。
今は無き赤坂ブリッツだが(何か来年辺りに復活するらしいが)、後にも先にも、イスが並んでいたブリッツ体験はそのライヴだけだった。
他の誰に聞いても、ブリッツにイスが有った事など無いと言われる。
貴重な体験だったのだろうか。w
さて、この「化けもの」だが、ヒルビリー+レゲエ+ハワイアン+ラテン、みたいな、要するにアメリカンなアルバム。
本人の見た目とは全く違いw、とっても脳天気で、明るく軽い。
良い天気の日に聴きたくなる。
アルバム最後の曲、「PAY THE MAN」は、あまりにも「Let It Be」に似ている。w
つーか、これ以降ちゃんと聴いたの無いのか。
ルドルフ兄ちゃんはお元気なんでしょうか。
アナログを聴いていたからかもしれないが、所有しているCDは、昔思ったほどギターが歪んでないような気がする。
気の所為?
このアルバムのマティアスの音は最高。
自分じゃ使わないだろうけど。
リードの音は全編ハーモナイザーが掛かっている様に聴こえる。
あと、このオヴァートーンの多さは、L-500に因る所が大きいだろう。
L-500が載っているのが1本有っても良いかなぁ。
個人的な好みから言うと、マイケルより、ウリより、ルドルフ&マティアスのコンビが一番合っていると思う。
まぁ、合っているから長いのだろうが。
余談だが、クラウス・マイネと、ルドルフ兄ちゃんの髪の毛は今どうなっているのだろうか…w
04 | 2025/05 | 06 |
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現在はソロにて活動中。
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