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独断と偏見によるCDレビュー (主に本日のBGM)
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1970年作品。
10代の思春期にオジーのソロから聴いてしまった私にとって、ブラックサバスは「パラノイド」をやっていたバンド、と言う認識しかなかった。
まぁ、今なら解るが、オジーのソロでやってる「パラノイド」って、カッコ悪いんだよね。
それはもう、ランディの時代も、ブラット・ギルズの時代も、ジェイクの時代も。
(ザック・ワイルドは聴いた事無いの)
何でこの曲で盛り上がるのか、全然意味が解らなかった。
だから、ちゃんとサバスを聴いたのは、随分と後になってからだった。

今更ながら、タイトル曲「Black Sabbath」って、クリムゾンの21馬鹿を随分と意識している様に聞こえる。
まぁ、時代的に意識したとしてもしょうがないのかも。
クリームっぽい曲も有るしな。
しかし、若い所為も有るのだろうが、みんな下手くそだ。w
テクニカル集団だったクリムゾンの向こうを張るのはちょっと無理が有る。
その下手くそさ加減が、良い感じにヘヴィーさになっているのだろう。
トミーの指の所為も有って、あまり速いフレーズは弾けないのだろうが、それが良い方向に行っている。
ギーザーは、他のバンドで観た事があるが、その時にはあまり良い出来ではなかった。
と言うより、あの音色はサバス以外では、ちょっとキツイ様な気がするのはオレだけか。

サバスの後継バンドみたいなのが、ちょっと思いつかない所を見ると、やはり唯一無二のバンドなのであろう。
でも、もう再結成とかしないでね、お願いだから。

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2000年作品。
80年代の終わり、ほっそりとしたファンキーな黒人の兄ちゃんだったハイラムも、何時の間にやら膨れ上がり、もうそれ以上空気入れたら破裂しちゃうって、と言う日々である。w
セッションとかも含めると、全てを網羅している訳ではないが、ハイラムの作品の中では一番ハードな仕上がりなのではないか。
何たって、タイトルが「Guitar Man」だもの、オマエは山本恭司か、うじきつよしかって。w
昔のトレードマークだったサンバーストは、90年代中期からもう使用しておらず、今はエンドースメントをとっかえひっかえの様だ。
何所だったか、日本の工房がまんまアレを作って、ハイラムもそれを使用していた時期があったのを覚えている。

日本には度々来日しているが、近年はブルーノートにでしかやらない様で、非常に腹立たしい。
(死んでもブルーノートには行きたくないの)

この人のクリーントーンは、非常にNew Yorkっぽい。
コンプの掛け方とか。
ヨーロッパの人でこの音は無いだろうね。

非常に楽に聴ける1枚。
巨体になった今も、昔と変わらずギター持ったまま踊っているらしいが、もういい加減年々大きくなるのは止めた方がいいと思う。

うーん、やっぱりオレ、サンボーンって嫌いだな。w

1982年作品。
日付のクレジットは有るが、場所クレジットは大阪、東京、としか書いてない。
作中の拍手の大きさと、裏ジャケの写真から判断するに、ホールクラスの様。
ホールで出来たと言う事は、まぁ、良い時代だったのか、それとも皆騙されたのか。w
前述の裏ジャケにも全員スコアスタンドが立っているし、何より盤を聴けば解るが、完全即興とかでは無く、8割以上が書き譜だと思われる。
作曲された楽典の隙間に、インプロが挟まれているような感じ。
劇中曲か、古いディズニーのサウンドトラックの様。
良く言えばユーモア溢れる、悪く言えばふざけている演奏。
盤の途中でも笑いが起こっているが、やはりビジュアルも重要な要素であったのであろうが、その辺は今となっては何も解らない。
あんまりそう言うのは好きじゃないが、フリーの人は、そう言うのよくやるからなぁ。
ミシャを始め、ハン・ベニンク、ピーター・ブロッツマン、近藤等則、フリージャズの大家が集って、こう言う内容だとはちょっと意外。

最近のミシャは、大きい音が嫌いだそうで、なるべく抑え目の方が良いらしい。
凄くいいおじいちゃんだったと、一緒に演奏した友人が言っていた。

1曲目はカッコイイと思う。
と言うか、1曲目はインプロだよね?

1978年作品。
この時代のフュージョン作品は、どれとっても豪華メンバーだなぁ。
全7曲で、複数曲参加しているのはビリーコブハムだけ。
名だたるメンバーが1曲だけ参加ってのも凄い。
あぁ、でもサンボーンは要らねぇかな。

今となっては、何故この時期にこの様なアルバムを出したのか、理解に苦しむ。
この時期、マハビシュヌオーケストラは既に解散し、シャクティも終演だったのでは。
70年代の総括的な意味合い、と言われる事が多い様だが、そう言う意味でも?な部分が多い。
78年と言えば、パンク、ニューウェーブムーブメント真っ只中。
ハードロックも、プログレも、ジャズロックも下火。
マイルスは病気療養中、クリムゾンはとうに解散し、UKが結成。
何をやって良いのか解らなくなって、迷ってたんじゃないかなぁ、と個人的に思う。
案の定、パコとやったり、マハビシュヌ再結成させたり(これは詰まらなかった)、思いっきりジャズギターアルバム作ったり、シャクティ再結成させたり(これも詰まらんかった)して、グルッと回って、最近の作品になっている様な気がする。

ギターは、コブハムとのデュオ曲以外、殆どノンエフェクト、多分アンプ直。
ドライヴはちょっと控えめで、フレーズの所々で、板バネか、ビグズビー系のトレモロくさい音がするので、SG(もしくはSGスペシャル)とかかもしれない。
アンプは何だろう?、ブギーかなぁ。

悪くは無いが、マハビシュヌが好きな私には物足りない気がする。

2007年作品。
7月に出たばっかり。
US盤を買ったのだが、特殊ジャケット仕様だが、アーティスト名もアルバムタイトルも、果ては曲名すらもクレジット無し。
ゲストミュージシャンに、ウェンディ、リサ、シーラEの名前有り。
80年代のプリンスが好きだった私には嬉しい。
殿下、ギター弾きまくり。
バックトラックも生が多いのではないか。
目新しいと言うか、斬新さは無い。
どちらかと言うとレイドバックしている様な感触さえある。
だが、それが逆に良い。w
全体的に70年代ブラコンの香りがする。

新聞のおまけにこのアルバムを付けたとか、話題が先行したが、まぁ、そんな事はどうでも良い。
良い物には金を出すってのが、どうして偉い人には解らんのだろうか。

もうすぐ50らしいが、声が変わらないのはスゲェなぁ。

1976年作品。
いやぁ、これまた今では無理なんじゃないかって位の豪華メンバー。
表題2人に加えて、このバンド立ち上げる為に、Weather Reportを辞めちゃったアルフォン・ジョンソン(Bass)と、当時多分まだ無名だったジョン・スコフィールド(Guitar)。
アルフォン・ジョンソンがウェザーを辞めたお陰で、ジャコが有名になれたってのは、また別のお話。
表題2人は、まぁ、言うまでも無く、マイルスバンドだったり、ザッパバンドだったりする訳で。
この2人だけがフューチャーされているかと言うと、そんな事は無く、4人全員がちゃんと平等に目立っている。

ジョンスコだが、この人が一般的になったのは、マイルスバンドに入ってからだと思うのだが、私もその流れで知って聴かされた。
だから、今から20年ぐらい前だと思うのだが、当時は、凄く変なフレーズを弾く人、として認識していたと思う。
まぁ、有名ですよね、アウトするスケールとか言われてたし。
(音色があまり好きではなかったので、のめり込みはしなかった)
ところが、今聴くと、普通。
えぇ、もう、全然普通。
んー、やはりここ10年の私の聴いてきた物に問題があるのかも。w
この程度ではアウトしているとは感じなくなってしまっている。
時の流れは恐ろしい。

そして、この4人でフュージョンをやっているかと言うと、フュージョンと言うよりはファンク。
これは表題2人の特性+アルフォンのベースに因るところが大きい。
ジョンスコは合わせ打ちしている様な印象。
ジョンスコが裏打ちでカッティングしているのは、中々聞けないと思う。

全体を通して、歌が無い方がオレは好き。
デュークおじさんの弾き語りは、英語が解らんからサッパリだし。

1984年作品。
リリース当時、聴くだけ聴いて買わなかった。
でも、何故かシングルで切った「不思議」は持っている。(勿論7インチ)
興味のあるジャンルが違う方に向いていたのもあるが、何故シングル買ったのにアルバムを買わなかったのか、よく覚えていない。w
しかし、「不思議」も、シングルとアルバムのバージョンが違うのだが、いい加減RCのバージョン違いってのは、全てCD化して欲しいもんだ。

このアルバムから、Kittyから東芝EMIに移籍。
清志郎は、バーカレーベルの社長もこの頃に辞めたんだっけ?
レコード会社、レーベル、共に随分と揉めた様で、Bad Sideと題されたアルバムA面の歌詞は怒りに溢れている。
まぁ、ここでEMIに移籍した事が、後の原発事件に繋がる訳だが。

そう言えば、「不思議」も放送禁止になったってのを、今思い出した。
それでシングルだけ買ったのかな?

1973年作品。
久し振りに聴きたくなって、CD棚を探すが、無い。
軽くパニック。
ソロ作は「はらいそ」までは全部有った筈なのに…
2、3日探したが、やはり見つからず。
しょうがない、と言うか、頭に来たので、買ってきた。w
買って来ると、その内出てくるかもしれない。
まぁ、人生なんざそんなもんだ。

比較的フォーキーな感じの内容だが、はっぴいえんどのラストから、次作「Tropical Dandy」の、急激な細野さんの嗜好の変化が埋められている。
過渡期作と言ってしまえばそれまでだが、この作品が無いと、はっぴいえんど~「Tropical Dandy」の流れは、急激過ぎて理解するのが難しいかもしれない。

歌が上手いとはちょっと言えないのだろうが、非常に味が有る。
この言い方もかなり酷いとは思うが。w
個人的には、はっぴいえんどの好きな曲は、大瀧詠一が唄っている曲よりも、細野さんが唄ってる曲の方が圧倒的に多い。
どんな曲調の曲を聴いても牧歌的に聴こえるのは、ある意味凄い事だと思う。
1985年作品。
一言で言えばニューウェーブ以外の何物で無いのだが、85年と言えば、既にニューウェーブも下火だったと記憶している。
MTV全盛だったこの時代、既にジャンル的には厳しかったのでは。

初期以外では珍しく、基本メンバーの演奏がメインになっている。
下手糞とまでは言わないが、誰も突出したプレイヤーが居ないのも事実。
まぁ、だからブリューなんかが雇われていた訳だが。
85年じゃ、既に80’sクリムゾンも自然消滅後だが、デヴィッド・バーンの歌詞にクリムゾンの演奏が付いたら、もう怖いもの無しだったんじゃないかと、妄想してみたりする。
(「Under Heavy Manners」が有ったが、所詮アレは後付のオーバーダブ感が拭えない)
ブリューの歌詞は嫌いではないが、やはり甘ったるすぎる傾向があると思う。
この辺はアメリカ人とイギリス人との違いが大きいかも。

「Road to Nowhere」は、私の人生において、かなりのショックを受けた曲の一つ。
素晴らしすぎる。

リンドレーのファースト、所謂「化けもの」ですね。
初めてリンドレーを知ったのは、昔々(25年位前?)のプレイヤーに機材の紹介が載ってたのを見たのが最初。
変なギターばっかり持ってるなぁと言うのが正直な感想だった。
勿論、ジャクソン・ブラウンのギタリストとしては有名だったのだろうが、実はジャクソン・ブラウンはあまり好きではなく、リンドレーはその後にソロ作品の方から入った。

時は流れ、1995年頃にライ・クーダーとのジョイントライヴが、生リンドレー初体験だった。
その後もリンドレーは何回か観たが、結局その印象が一番強い。
ファミリーコンサートと題された(確かそんなタイトル)そのライヴ、ライの息子がドラム、リンドレーの娘がボーカルで一緒だった。
訳の解らんギター(だかギターじゃないんだか解らん弦楽器)を2人ともとっかえひっかえ弾いていたのを覚えている。
その訳の解らん弦楽器の音の良さと、2人の上手さにメチャメチャ感動した。

それとは別の話だが、リンドレーとハニ・ナッサー(Percussion)とで来日した時の話。
たしか、赤坂ブリッツの杮落としみたいな感じで、ホールにはパイプイスに手書きの席番号が貼られ並んでいた。
今は無き赤坂ブリッツだが(何か来年辺りに復活するらしいが)、後にも先にも、イスが並んでいたブリッツ体験はそのライヴだけだった。
他の誰に聞いても、ブリッツにイスが有った事など無いと言われる。
貴重な体験だったのだろうか。w

さて、この「化けもの」だが、ヒルビリー+レゲエ+ハワイアン+ラテン、みたいな、要するにアメリカンなアルバム。
本人の見た目とは全く違いw、とっても脳天気で、明るく軽い。
良い天気の日に聴きたくなる。

アルバム最後の曲、「PAY THE MAN」は、あまりにも「Let It Be」に似ている。w

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キシモト
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性別:
男性
自己紹介:
都内にて活動中のGuitarist。(ex.Cherno)
現在はソロにて活動中。
このブログには、ほんの少しだけ真実や有益な情報が含まれている場合が有るかも知れません。
残念ながら苦情は一切受け付けておりません。
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